7月3日(金)開催された「教育・社会問題対策特別委員会」にて質問をしました。今回は、今年3月に策定した「かながわ高齢者保健福祉計画」についての質問が中心となりましたが、その中で

〇地域包括ケアシステムの構築について

・地域包括支援センター数から地域ケア会議に、目標を変更した理由は、目標を達成したからなのか。

・地域ケア会議の回数を増やすという方向で、地域包括支援センターの機能強化につながるのか。

・地域包括支援センターの職員配置についてセンターには、原則として、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員を置くこととされており、3職種の確保が困難である場合は、これらに準ずるものを配置することができるとされている。先日、麻生区内の地域包括支援センターに伺ったところ、保健師を配置しているのは、麻生区内の7つのセンターのうち1か所で、それ以外は看護師を配置しているということであった。県内の地域包括支援センターに配置されている保健師は平成25年度で103人と聞いており、センター数の3分の1程度しか配置されていないという状況である。このように、保健師が十分配置されているとは言い難い状況について、県としてどう思うか。

〇サービス付き高齢者向け住宅について

・サービス付き高齢者向け住宅は、今後も普及させていくという目標自体は変えていないとのことだが、前回計画の目標戸数に対し、実績はどうだったのか。

・実際にどのような方々が入居しているのか。

・今回の計画での目標戸数を教えてほしい。また、目標戸数の考え方はどのようになっているのか。

 

〇人材の養成、確保と資質の向上について

・「介護職員初任者研修修了者など、サービスの提供に必要な人材の確保を目指す」とのことだが、まず、前回の目標と結果について 。

・介護職員は定着したのか。

・今回、目標を変えたのは、どのような理由からなのか。

 

〇特別養護老人ホームの整備促進について

・特別養護老人ホームの入所待機者は県内で何人いるのか。

・特別養護老人ホームの整備目標はどのように決めたのか。

など、上記のことを中心に質問をさせていただきました。限られた時間の中で、掘り下げた質問まで至りませんでしたが、高齢者の方々今後増えていく中で、安心して老後を迎えられるように、しっかりと計画をし、住まいに関しては特別養護老人ホームを含め供給体制を充実していただきたいと申し伝えました。