11月19日(木)熊本城総合事務所にて「熊本城一口城主制度について」城内視察もかねてお伺いしました。神奈川県は寄付による県動物保護センターの建替えを決定するなど、寄付文化の醸成を目指している中でその取組ついて伺いました。熊本城は昨年163万に入場者数でしたが、今年はそれを上回る170万人の入場者に達するペースで来場者が伸びているそうです。熊本城復元整備に充当される、一口城主制度は平成10年から始まり第一期目は12億の寄付があったそうです。現在は二期目となっていますが、募金目標金額7億円に対して、27年10月31日現在5億9千万円余の寄付が集まっているとのこです。この制度は、1万円以上を寄付された方を「一口城主」として「芳名板」を天守閣に掲示し「城主証」がもらえます。また、1年間熊本市が管理する16の有料施設へ無料で入園できるほか、熊本県物産館等での買い物代金の割引が受けられるとのこと。
この一口城主には「志村園長」や「パンくん」「ふなっしー」も芳名板に名前が掲示されていました。多くの方々から寄付を募ることにより、税金の幅広い使い方ができるようになり、行政にとっても有効な制度であると思います。寄付文化に適するもの適さないものもあると思いますが、一つの政策として成功している例であると思います。http://www.manyou-kumamoto.jp/event/castle.cfm?id=480