dsc_14062 県内経済活性化に向けての課題について

(1) 観光振興による県経済の活性化について(知事)

2015年に県内を訪れた観光客数が、速報値で前年比4.8%増の1億9291万人となり、県観光振興計画も1年前倒しで達成された。今後実施される様々な国際的競技大会により、これまでの想定をはるかに上回る観光客が、本県を訪れることが予想される。今後、さらなる観光客の増加により観光振興が県経済の活性化につながると期待される中で、これまで以上に観光施設の充実や整備事業を拡大すべきであり、そのための予算を確保する必要がある。県の厳しい財政状況の中、長期的な視点で「観光客の誘致」と「受入環境の整備」を推進していかなければならない。そこで、観光振興による県経済の活性化に向け、急増する観光客に対し十分なおもてなしをする受入環境の整備を推進するための予算を安定的に確保し、重点的に取り組む必要があると考えるが、所見を伺いたい。

(2) 横浜市営地下鉄3号線の延伸について(知事)

横浜市営地下鉄3号線延伸について、平成28年4月の交通政策審議会の答申では、横浜市北部や川崎市北部と横浜市中心部とのアクセス利便性の向上が認められるとされた。リニア中央新幹線の開業前倒しも踏まえ、地域住民のニーズはもちろん、県内回遊性を促すためにも、横浜市営地下鉄3号線延伸に対して、沿線市と連携し、魅力あふれるまちづくりに取り組むべきである。具体的には、県として応分の費用を負担し、早期開業に向けて取り組むべきと考える。そこで、県内経済活性化を促す横浜市営地下鉄3号線延伸について、交通政策審議会での答申が出された中で、広域自治体である県として、横浜、川崎両市に対して積極的な支援を行うべきと考えるが、所見を伺いたい。