石川(裕)委員
次に、スポーツ振興、スポーツ推進計画について伺ってまいりたいと思います。
まず、先行会派からも質問がありましたけれども、目標の立て方なんですけれども、答弁の中で国に合わせて理想も含めて目標値にしたということなんです。県であえてこの数値をいろいろ検討してそこになったのか。それとも例えば国からこれは65%だと言われたから、65%にしたのか。その辺の議論がどうあったのかということを教えていただきたい。
スポーツ課長
目標設定につきましては、特に成人につきましては国に合わせたという形になります。ただ、先ほど申し上げしたとおり、国と全く一緒ということではなくて、国ではまず目標年度が平成33年度ということで、その中で、今後国と計画を参酌しながら進めていく中で、どういう視点で県として臨んでいったらいいかということで、そういう議論を踏まえた上で今回最終案になる段階で目標設定を一旦上げた状況となっております。
石川(裕)委員
そういう気持ちは十分理解するんですけれども、例えば県が成人の週1回の実施率65%を目標に上げたとしても、実際にやるのは市町村という部分があると思うんです。各市町村も当然スポーツ推進計画を立てています。その各市町村について調べてみたんですけれども、当然県の65%という数字に合わせている市町村もありますけれども、圧倒的に低いんです。市町村の積み上げ以外に県がプラスアルファで目標を掲げられている根拠といいますか、理想は分かりますけれども、例えば何々市は58.1%で、何々市では50%以上という部分について調べたんです。あえて言いませんけれども、県が市町村を飛び越えてパーセンテージを上げている。市町村との関連性を教えていただきたい。
スポーツ課長
今回、県は、スポーツ実施率について、別に抽出調査した中で行っているものであります。各市町村の実施率を積み上げて実績にしているということではありません。また、各市町村においても、いろいろとスポーツについての考え方、また目標等がありますので、そういう中でそれぞれが定めている。その実情において定めていると理解しています。県の実態を見た上で、目標設定しようというときに、一つは国の状況ですとか、またそれぞれこれから行っていこうとしている取組等を踏まえて、県では週1回のスポーツ実施率を65%以上にしたということでございます。
石川(裕)委員
市町村は市町村で県は県という理解です。最後にもう一つ質問なんですけれども、このラジオ体操は、スポーツになるんでしょうか。
スポーツ課長
今回計画の中で全ての県民の方々がスポーツに親しむ。それぞれの状況に応じてスポーツの身体活動がそれぞれあると考えております。そういう中で、一口に体操といっても、白井健三選手がやっているような器械体操もあれば、今のラジオ体操もあります。それぞれの方々が、県民の皆様がそれぞれに自分にとって、これが今の自分にとっての運動である、スポーツであると考えていれば、それは全てスポーツであるということが今回の条例、計画の趣旨でございます。
石川(裕)委員
ラジオ体操もスポーツだと理解するわけです。例えば、よくスポーツというと何か大会があると思います。自分の実力をどう発揮して、皆さんに比べて、自分が今どのぐらいのレベルにあるということもあると思うんです。例えばラジオ体操の大会をするとか、どれだけきれいなラジオ体操をできたかとか、そういう何か目標を持って、スポーツをやっている。そういうことを県でも少し御検討をいただければと思います。私の質問を終わります。