石川(裕)委員 今、マスク着用について御答弁がありましたが、これから夏に向かってということで、運動会やマスク着用ということで想起される合唱コンクールという学校行事があると思います。前回の委員会では、ちょうど年間行事を決めている時期は3月という御答弁がありましたが、そういう中で、今、学校行事がどうなっているのかを伺います。
まず、修学旅行について、前回、高校2年生は延期になり、29校が3年生になってから実施を検討してくれるというような答弁がありました。今、こういう状況になった中で、延期となっている修学旅行がどうなっているのか伺います。
高校教育課長 昨年度延期し、令和3年4月に実施予定としていた学校数は最終的に36校となりました。そのうち6校については、4月のかなり早い段階で既に実施したところがあります。ただ、残りの学校30校については、まん延防止等重点措置の期間に入っていますので、その間については宿泊を伴う行事については、延期または中止ということになっていますので、延期または中止という判断をしている状況です。
石川(裕)委員 実際に、高校生の場合だと、2年生が修学旅行の対象の学年になると思いますが、延期されて実施が3年生となった場合、今度は受験、就職を控えている中で、どこまで延期できるのかという時期的なものもあると思うのですが、その点について、いま一度確認させてください。
高校教育課長 高校2年生については、一般的には6月以降、特に秋のシーズンに多くが計画されています。したがって、今の時点では、まだ中止、延期の判断の対象とはなっていませんので、今のところは計画を進めている状況です。
3年生の修学旅行については、4月に実施を予定している学校は、最低でも2回延期してこの時期に持ってきている状況です。当然のことながら、夏休み以降は新たな進路に向けた動きが出てきますので、その辺りでは、気持ちを切り替えていくことも必要ということで、正直に申し上げると、4月の段階で延期をした修学旅行については、宿泊を伴って実施することは困難な状況とは考えています。ただ、一部の学校は、それでもできるところを探したいということで、今のところは延期という判断をしている状況です。
石川(裕)委員 では、小中学校は今どうなっているか分かりますか。
子ども教育支援課長 本年度について、各市町村教育委員会や学校では、地域の感染状況の実情に応じた対応を行っています。具体的には、主に関西方面を行き先とする中学校では、5月の実施予定を延期しています。また、中学校に比べて比較的人数が少ない集団での近距離移動となる一部の小学校では、実施を検討している状況が見られます。
石川(裕)委員 私は以前から、形はどうであれ、遠方に行けない場合、例えば、近場の県内でも箱根などを行き先とすれば、観光産業が疲弊している部分もありますので代替措置で何とか実施していただきたいと要望させていただいているところです。その中で、今御答弁もありましたが、延期、中止といったときに、キャンセル料の問題があったと思うのです。キャンセル料については今どうなっていますか。
高校教育課長 昨年度中については、キャンセル料が発生せず企画料のみで済むところまでには延期または中止を御判断いただきたいという形で各学校には対応をお願いしていたところです。
その方針については今年度に入っても変更していません。
今後、どのような形で予算も確保していくかということもありますが、少なくとも、昨年度並みとして、企画料の部分は何とか家庭に負担がかからないような方法を探っていきたいと考えています。
石川(裕)委員 ぜひ、キャンセル料に関しても保護者に負担がかからないように、また、その前に旅行会社に対してのキャンセル料の在り方についても御検討いただきたいと思います。
次に、部活動の大会については、今どうなっているのか伺います。
保健体育課長 ただいま、関東大会やインターハイに向けての予選が行われており、全国大会レベルになるときには、学校長と県教育委員会が協議して参加の可否を決定することとしています。現在のところ、関東大会では3校が申請してきており、その条件を確認したところ、可としています。
石川(裕)委員 例えば、県大会に勝ち進み、県境を越えて上部大会に行くときに、逆に、大会にやむなく行かないと判断する学校はあるのですか。
保健体育課長 現在のところ、そのような状況は聞いていませんので、ないかと存じます。
石川(裕)委員 先ほどの繰返しになりますが、頑張っている児童・生徒が、その能力を発揮できる場をどうすればつくることができるのか、御検討いただきたいと思います。
次に、毎年6月に開催されている全公立展は、開催までいよいよあと1か月少々になってきた中で、主催ではないとは思いますが、例えば、全公立展を少し先の8月辺りに開催するという話もあるようです。この点については、今どのように対応される予定なのか、また、もしこれから緊急事態宣言が再度出される場合、どのような対応を取ろうとしているのか伺います。
高校教育企画室長 実は、全公立展に関しては、主催である神奈川新聞社から今年度については中止という御連絡を頂いています。全公立展の実行委員が最終的に決定していますが、正式な通知は今週末に発出されるという形になっています。 今後、緊急事態宣言等が出てくる可能性に関して、ほかに、例えば、公私合同説明会が8月に予定されており、現状では実施する方向で動いていますが、状況によっては中止もあり得るとは考えています。
石川(裕)委員 全公立展が中止になったということですが、その後の対応はどのようになっていますか。
高校教育企画室長 中学3年生が実際に学校を見るなどして、いろいろな参考にしてもらうために全公立展や公私合同説明会等を設定していますので、それに代わるものとして、今、県立高校全校で学校紹介動画を作成しています。昨年度も学校紹介動画というのを作りましたが、初めてのことで、各学校も苦労しながら作成したという経緯がありました。今年度に関しても同様に、学校において必ず作成するよう、これから学校に通知を送る予定です。
時期的には、令和3年7月末までに全ての学校のホームページ上で配信していく形で考えています。昨年度は、内容的にもう少し工夫したほうがよいのではないかという内容等もありましたので、そういったことも含めて学校といろいろ話をしながら、よりよいものに工夫できるような形としたいと思います。
教育監 補足として、例年、全公立展の会場であるパシフィコ横浜では、来場者の方々に私立も含めた県内の全ての高校の情報が載ったガイドブックを配布していました。昨年は中止でしたので、県内全員の中学校3年生に配布しています。今年度も全公立展の中止を受けて、引き続き、代替案という形でこのように取り組みたいと考えています。
石川(裕)委員 昨年度、私からも学校紹介動画について提案しましたが、時期が後にずれてしまったので、学校選択のためにも、いろいろなガイドブックももちろん、今回は期日を設定してい
ただいて、動画の配信をお願いしたいと思います。