石川(裕)委員 次に、国際園芸博覧会について少し触れていきたいと思います。今回資料の御報告がありましたけれども、国際園芸博の中の文化出展事業費というものがありまして、全体で3億6,000万という数字が報告がありました。先に建物のことについて少し伺いたいと思いますけれども、今回のミュージカルをやる中催事場というものが博覧会協会と県と折半をして建物を立てるというふうに報告をされています。前回の特別委員会の質疑でも行いましたけれども、今、物価高騰、人件費の高騰があって、博覧会協会の建設費が240億から320億円に上がりました。これ、例えば、建設費が8億2,500万、県が負担して、協会が8億2,500万負担するという形になっていますけれども、建設費が上がった場合の県負担というのはどうなるんでしょうか。
マグカル担当課長 委員御指摘のとおり、今後建設資材の価格上昇などで建設費が高騰する可能性がございますので、これまで博覧会協会と調整を進めてきた中では、中催事場を建てる場合に16億5,000万という数字になる、それを折半していきましょうという話なんですが、そうした場合、博覧会協会のほうからは、経費をやりくりをして16億5,000万円の範囲内で収めるようにしていきたいという、調整をしたいという話を聞いております。今のその段階で調整をしているところでございます。
石川(裕)委員 16億5,000万でキャップをかけるということで、一応アッパーの金額だというふうに理解をしましたけれども、そういう中、県が博覧会協会へ要望事項として、客席数を500程度とか、楽屋やトイレとか、舞台機構とか照明、音響操作スペースの設置だとか、いろいろ要望されていると思います。この要望というものがどの程度、今反映される状況なのか、伺います。
マグカル担当課長 県のほうでミュージカルにも使えるように、協会のほうはイベントにも使えるようにということで、県のほうはミュージカルに使える建物をということで幾つか要望しています。例えば、ミュージカルが上演できるステージの大きさですとか、あと照明、音響、映像装置、これもミュージカル、舞台芸術には欠かせないものですので、そういう必要な設備ですとか、あと委員が先ほど御指摘いただいた500席、これはステージの大きさともバランスの取れた客席数ということで、あと一番大事なのは、やはり夏場が入りますので、お客様と演者の体調管理ということも十分考慮しなきゃいけません。そういう意味で屋根の設置ですとか暑さ対策、空調関係ですとかそういうのは要望しております。この要望については、現段階では、おおむね実現可能なものと考えております。
石川(裕)委員 中催事場でミュージカルをやるために、県が協会に対してステージの大きさだとか、照明器具だとか、そういう大型ディスプレーの設置だとかということは県が要望して、協会としても今のところ可能だという理解ですけれども、そもそも、県の出展ゾーンとは別に中催事場でミュージカルをやろうと。県の施策を、Vibrant INOCHIでしたっけ、それをアピールするというのであれば、例えば今、県がまさに中催事所の横で県の出展ブースというのがあるんです。またこれもほかの予算を使って、この出展のブースを建てるわけですね。というと、神奈川県だけで、全体の協会の園芸博の建設費の負担をするし、中の出展のところの建物、県のブースの費用も10何億ですか、という形で建設をすると。プラス、このまたミュージカルのためにと言ったら語弊があるかもしれませんが、中催事場のところに対して8億2,500万という数字が建設費がかかる。これ、例えばですけれども、県の施策をアピールするんだったら、県の建物をミュージカルができるように工夫をすることの検討はなされなかったのかということを伺います。
マグカル担当課長 委員御指摘のとおり中催事場、隣接するところに県の出展ブースというのがございます。こちら、環境農政局のほうで担当しておりますけれども、そちらのほうでは、GREEN×EXPOでございますので、庭園の展示がある。それと庭園ではないパネル展示であったりとか、今後少し、ワークショップなどを行えるような施設を造るというふうにも聞いておりますけれども、まず、ミュージカルを中催事場で、冒頭先ほどちょっと御説明申し上げましたけれども、ステージの大きさというのがあります。ミュージカルを上演できるだけステージの大きさ、あと客席後、あと後ろには楽屋ですとか、水回りですとか、倉庫だとかというのがやはり必要になってきます。そういうのを県の出展ブースで実現しようとすると、県の出展ブースではちょっと大きさが足りないということになりますので、そういう意味で、では、ミュージカルを上演するときにどうしたらいいかというところで、協会も建てるということで、ではその中催事場を一緒に使って、効率的に回していこうということで中催事場を建てるということになりました。
石川(裕)委員 今の御答弁でいくと、県の出展のブースはありますと。県のことのPRはするけれども、それとは別にミュージカルをやるから、県は8億2,000万かけて、建物を協会と折半をして新たに建てるというか、協会だけで建てるわけだったら16億5,000万だけれども、県と折半して、県はミュージカルをやるからプラスでミュージカルをやるから8億2,500万円をかけて、その建物を協会と一緒に造るというふうな理解になってしまうんですけれども、これにプラスこれから質疑していきますけれども、ミュージカルに、先ほど申し上げましたけれども、出展事業として3億6,300万というこれ費用がかかるわけです。そうすると、このミュージカルをやるために、もう11億、12億という園芸博でミュージカルをやるために、予算が全体で、来年度だけじゃないですよ、全体で計上されるということになるわけですね。それを踏まえ質問させてもらいますけれども、先に費用の負担のところでいくと、いろんな舞台の機器とか協会と折半ということなんですけれども、いろいろ照明とか、そういう音響機器とか、そういうのは設置が求められていますけれども、これの管理の主体は県になるのか協会になるのか、それとも、例えば、照明が壊れちゃったとか、そういった場合にはどこがどう負担するのかということは決まっているんでしょうか。
マグカル担当課長 まず施設の管理でございますけれども、確かに折半で建てるということにはなります。ただ、明らかにミュージカルを実施していたために施設が損壊したということになれば、当然県の負担ということになりますけれども、施設自体は協会のほうで管理をいたしますので、通常、壊れた場合には協会のほうで修繕するということでございます。
石川(裕)委員 それと、この内訳を見て3億6,000万のところ、内訳の資料もいただきましたけれども、これ舞台費ということで、これで2年間で約1億3,000万、これが一番最も高額なそ費用、3億6,000万の中で一番大きい金額なんですけれども、この金額の算出の根拠というんですか、そこを伺いたいと思います。これがほかのこういうミュージカルの文化事業と比較してこの1億3,000万という数字が妥当なのかということを伺いたい。
マグカル担当課長 舞台費の内訳でございますけれども、主に人件費ということになります。例えば、舞台監督ですとか演者ですとか、あと衣装ですとか、あとメイク、裏方スタッフの人件費が主なものになります。ほかの一般のミュージカル、舞台芸術と比べてどうかということになりますと、およそこれくらいの金額になります。もともとこれを見積りを出しているのも、ミュージカルですと舞台芸術をつくっている団体から参考に取っているものでございますので、一般的な金額というふうに認識しております。
石川(裕)委員 令和8年度で舞台費で5,675万、令和9年度で7,361万という数字、この舞台費のところですね。というところで、これは先行会派でも少し質疑がありましたけれども、繰り返しになりますけれども、この期間中に園芸博のGREEN×EXPO期間中に、このミュージカルというのは、協会と建物は折半だということなので、使用できるのも半分というふうになると思いますけれども、約半年間の園芸博の期間の中で、ミュージカルというのは何回ぐらい行われる予定なんですか。ごめんなさい、先行会派の質疑の中で、たしかスクリーンを使った上演と、自分たちがやる上演ということでたしか御答弁があったと思うんですけれども、もう一度そこの御答弁をいただいていいですか。
マグカル担当課長 ミュージカルの回数につきましては、委員が先ほど御指摘のとおり約半年の会期中、協会と県と折半で中催事場を使うと、使用することで調整を進めています。その中で、県が使う約半分、ミュージカルの上演がライブ上演とそれからあとフィルムライブ上映という二つの手法で上演を考えております。そのうちライブのほうが演者の体力的なもの、それから健康管理的なものがありまして、1日1回程度を想定しています。フィルムライブにつきましては、もともと映像として撮っているものでございますので、複数回の上演が可能と考えていますので、具体的に何日というのはちょっとこれからの調整でございますけれども、回数的にはそのような状況になります。
石川(裕)委員 今、繰り返し先行会派のところでも御答弁いただいたことを御答弁いただきましたけれども、約90日間ですかね、神奈川県が使えるのは、中催事場というところでいくと。そのうちの1日1回、30分程度の時間、ミュージカルというふうに伺っていますけれども、繰り返しになりますけれども、舞台費用が1億3,000万で、フィルムのほうでいくと、これが2,438万なんですよ。それが毎日なのか分からないですけれども、ミュージカルやっていないときには、そっちのフィルムのほうで映像を流すということだと思うんですけれども、準備などいろいろあると思うんですけれども、3億6,000万のこの予算を計上された中で、これ、例えば建物も別ですから建物8億2,500万、例えば協会は入場料として運営費、入場料として回収できるということは言えるのかどうか分からないですけれども、建てた建設費に関しては入場料が協会は入りますから、そこは有料入場者数が1,000万人ということで計画をされていますから、そういうところで回収できると思うんですけれども、県は、これは、入場料は運営費にならない、県には入ってこないというふうに理解をしていますけれども、としたときに、3億6,000万を使います、8億2,500万の建物を建てます、これの予算を計上した中でいくと、これだけの金額を使って、県にどれだけのメリットがあるのかということを、しっかりとこれは言っていただかないと、なかなかこの県税の使い道として、県民の皆様にやはり理解を求める中で、そこの対費用効果なのか経済的効果なのかというところが必要だと思うんですけれども、その点はどのように考えられているのか、伺いたい。
マグカル担当課長 事業効果というのは当然測っていかなければいけないと考えております。例えば、ミュージカルに対する満足感であるとか、あとテーマであるVibrant INOCHIの理解度ですとか、そういうものをアンケート等によって測っていくことと、あわせて観客の動員数というのも、もちろん見ていかなきゃいけないんですけれども、そういうこととあわせて、これだけ投資した何が効果としていますけれども、今回のミュージカルは子供をターゲットとして制作をしていきます。お子さんは将来の県の文化芸術を担っていく可能性がある人材だと思っています。そういう方たちがミュージカルに触れて、今回、県民参加ということも一つの大きな要件として考えていますので、ミュージカルをつくるのに参加していくことで、まずは鑑賞機会というのも得られますし、それから参加する体験ということで、将来の文化芸術を担う人材にもなり得ます。それから、こういう経験をすることで将来の観客、県の文化芸術に関する観客の人材にもなり得るということで、将来に向けた投資のような形で考えて効果を測っていくという考え方もあるのではないかと思い
ます。
文化スポーツ観光局長兼拉致問題担当局長 課長の答弁を補足させていただきます。確かにこのミュージカルで3億というのは大きいお金だと考えています。当然、こういった県の財源を使う以上は、その効果はどうだということをちゃんと考えて説明できなければいけないと思います。そういう意味で言いますと、もともとこのGREEN×EXPOの大きなテーマとして、緑を守るということと、環境保全、脱炭素社会の実現ということで、ミュージカルを手法としてこれが正しいのかどうかというのは、また議論があると思うんですけれども、環境保全ですとか脱炭素というのを啓発するときに、アニメですとかいろんな手法はあるかと思いますけれども、なかなか子供でもそれを勉強してくれるというのは難しいかなというところがあります。まずは、この脱炭素社会を小さい子供でも考えてもらう、インパクトあるものですぐ訴えるというところで、通常ですとミュージカルでこれだけお金をかけて県民ホールでやるといっても、はっきりいって人は来ないと思うんです。GREEN×EXPOでやる、集客分あるところで、しかも暑い真夏のところでクーラーがついている施設、自然と人が入ります。そういったところに入っていただいて、脱炭素をテーマにしたミュージカル、やっぱり映像だけよりも人の動きがあったほうがインパクトありますので、それによって、小さいお子さんでも、そういうことがあるんだということをずっと念頭に置いてもらう。そういう意味で中長期的な行政効果を狙う一つの手法であると、そう信じてこの事業を完成させたいというふうに考えております。
石川(裕)委員 再度、局長の御答弁いただきましたけれども、県民の貴重な税金が使われる以上、費用対効果、そして検証、透明性というものがかかってくると思いますので、その点も留意して事業を進めていただければと思います。