3月27日(木)午後は、宮崎県立高等水産研修所に伺いました。こちらは、これからの水産業を担う、幅広い視野と高度な技術・知識を備えた中核的漁業者の養成に取り組む全国でも数少ない専門機関です。水産業を取り巻く諸情勢の変化の中で、時代の要請に対応できる高度な知識と技術を持つ漁業就業者を育成し、水産業のさらなる振興・発展に寄与できる人材を養成しています。
 神奈川県でも、県立海洋科学高校を通じて漁業就業者や船舶関係者への取り組みが行われていますが、宮崎県では高校とは別に、県立で高等水産研修所を設置し、地元漁協などと連携して漁業従事者の育成を行っており、研修後の就職率は100%だと伺いました。1年間の研修期間は全寮制で、中学卒業後に入所する生徒や高校卒業後に入所する生徒など「漁師になりたい!」という希望を持つ生徒を積極的に受け入れているとのことです。 私は、神奈川県においてもリスキリング事業を進める中で、農水畜林業への転職を視野に入れた方々に対して、このような研修制度の必要性があるのではないかと考えています。丁寧なご説明をいただきありがとうございました。