9月28日(月)農業系3学科からなる「神奈川県立中央農業高校」の視察させていただきました。8月に北海道立岩見沢農業高校の視察を行いましたが、神奈川県内農業高校の現状を伺いたくお邪魔させていただきました。神奈川県内では4つの農業系の高校がありますが、この中央農業高校が県内で一番広い敷地面積を持つ高校であるとのこと。先日の岩見沢農業高校とは違い、親御さんが専業農家であるという生徒さんは少ないそうです。しかし、将来「獣医になりたい!」「お花屋さんになりたい!」「パティシエになりたい!」という目標を持った生徒さんも入学され、また、約6割が女子生徒という当初イメージしていた農業高校とは違っておりました。施設は、老朽化しているところもありますが、大切に施設を使っているとのこと。農業のやり方を学ぶということではなく、農業を通じてさまざまな目標に向けて取り組むといったとても印象的な学校でした。在学3年間の思い出を生徒の皆さんに伺うと、自分がひよこから育てたニワトリを絞めて解体しなくてはいけなかったことだそうです。中には、育てた愛情ゆえに一時間も涙して絞めることができなかった生徒さんもいるそうですが、この経験を一年生の秋に乗り越え「いのちの授業」を行い、生徒さんは成長をされていくと先生はおっしゃっていました。校長先生をはじめ生徒の皆さん関係者の皆さんありがとうございました。