11月15日(火)「教育・スポーツ振興対策特別委員会」2日目の今日は、午前中「鳥取県立図書館」に伺いました。鳥取県立図書館は、地域に貢献する図書館という使命の下、全国に先駆けてビジネス支援事業を開始するなど、活気ある図書館として高い評価を受けています。また、都道府県立としては初となる「学校図書館支援センター」を開設し、就学前から高校まで一貫した学校図書館活用教育を推進し、学校教育活動を支えています。本県においても、県立図書館の再整備に向けた検討が進められています。政令市を3市持つ神奈川県においてすぐにすべてを活用することは難しいかもしれませんが、鳥取県においては、県立・市立・町立の図書館の役割分担がしっかりとなされています。とかく二重行政のようなイメージがありましたが、今日の視察でイメージが変わりました。また、TUTAYA図書館など民間参入がクローズアップされるなか、対極的なシステムであるとも感じました。担当局の熱い思いが伝わってくる視察でありました。
午後は、「手話言語条例」を全国初制定・施行した先進県である鳥取県教育委員会にてヒアリング。障害者への理解と共…生を目指し、手話の普及を推進しており、手話ハンドブックは、全国の手本ともなっています。本県においても、手話言語条例を議員提案により26年12月に制定し、手話への理解を深める取組を推進しています。ヒアリングのあとは、実際に「鳥取市立醇風小学校」に伺い、授業の実践例も見学させていただきました。小学校4年~6年生の子どもたちが、今までに習った手話を使って、事項紹介をしてくれました。手話だけではなく、結果「共生社会」の更なる発展を目指すひとつのきっかけとなる取組に、神奈川県でも見習う点は多々あると感じる授業でありました。
本日も充実した調査を行うことができました。ご尽力、ご協力をいただきました皆さまありがとうございました。今後の委員会等の活動において、しっかりと本日の調査を反映して参ります!