石川さま3月17日号かながわ民進党県政報告Vol.10

「病児保育問題」と「保育確保」について予算委員会にて質疑

私はこの3月に開催された予算委員会において、「病児保育問題」と「保育士確保」について質疑を行いました。「病児保育問題」については、平成28年2月の本会議にて質疑をし、それを受けて県は市町村に対して「病児保育の課題」について6月に調査を行っています。県からは調査の結果、病児保育が広がらない理由として「稼働率が低く採算が合わない」「看護士・保育士の確保が難しい」などの報告がなされましたが、それに対し私は「県医師会や病院協会、医療関係諸団体に働きかけをして協力を仰ぐべきである」と指摘しました。

更に、先の理由の一つに挙げられた「保育士確保」についても質疑を行いました。この保育士不足問題については、少なくとも5、6年前から議会にて質疑をされているにも関わらず、県からは「対策を進めている」との答弁が繰り返されています。県内に就職する保育士を増やすため、昨年から県が特区として行っている「地域限定保育士試験」がありますが、前回の合格者1330人のうち、実際に県内で勤務した方、したい方は262人だったとの報告がありました。県はこの就職者数に対し「一定の評価をしている」としています。しかし、本当に保育士は足りているのでしょうか。私は「行政は結果責任が求められる。県民に対して対策ではなく結果で示していただきたい。」と強く指摘しました。また、東京都は保育士確保に向けて、多くの補助金を支出することを決定しましたが、県は「補助金競争ではなく、創意工夫で保育士を確保する」としています。創意工夫とは具体的に何でしょうか。本当に保育士を確保し、かねてから続いている待機児童問題の解消につながるのでしょうか。今後も議会にてしっかりと指摘し、より安心して子育てができる神奈川を目指します。