3月13日(火)午後、熊本市内にある「慈恵病院」にお伺いさせて頂きました。この慈恵病院は、親が育てられない子どもを匿名で預かる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を運営されている病院であり、この「こうのとりのゆりかご」が慈恵病院に開設されてまもなく10年になります。預けられたのは130人以上。「こうのとりのゆりかご」では運用開始以降2、3年おきに検証報告が行われており、2017年の報告で4回目になり、問題点として自宅出産の保護例の急増、出自を知る権利の問題、施設養育が挙げられています。今回、蓮田理事長から直接お話をお伺いし、開設時のご苦労話や現在の課題などさまざまなお話をご多忙のなか1時間以上にわたってお伺いさせて頂きました。子どもを「こうのとりのゆりかご」へ預ける方の背景や想いを直接お伺いし、胸が苦しくなる思いです。報道のされ方と現場での思いの違いにも驚いています。本日理事長から伺ったお話を具体的にどのように具現化していくか大きな宿題を頂いたと思っています。今日一日ではなく、今後何度かお伺いさせて頂きたいと強く感じた視察でありました。