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1月27日(水)本日から3日間「教育・社会問題特別委員会」にて熊本・福岡・大分の県外調査を行います。初日の今日は、熊本県庁にて認知症対策・地域ケア推進課の方々からヒヤリングを行いました。熊本県知事の強いリーダーシップの下、『長寿社会を恐れない社会』から『長寿を楽しむ社会』の構築へという目標を柱に、認知症施策に向けたさまざまな取り組みが行われております。特に、運転適性相談における認知症等早期対応推進事業として、運転免許センターの適性相談窓口に専門職の相談員を配置し、専門相談、医療機関への受信奨励や運転免許証の返還に向けた取り組みなど、認知症等の早期発見につなげるとともに高齢者等の事故防止を推進するといった、警察本部と連携した全国初の取り組みを行っています。
本日のヒヤリングでの質疑において、免許を返納したがらない最大の理由は何かとお伺いすると、ご本人のプライドであるというお話を伺いました。『運転することが生きがい』『自分はまだ年を取っていない。運転できる』という強い思いからなかなか返納が進まないといった理由があるそうです。もちろん、車がないと生活が不便であるという理由もあります。このような場合、自治体によってはコミュニティバスを運行することやや福祉タクシーなどに補助金を出すなど行っている地域もありますが、まだまだ公共交通ネットワークの構築が求められていることを痛感いたしました。
明日も福岡県庁など県外調査が続きます。この調査をいかに神奈川県に生かしていくことができるのか。このことが重要であると考えます。