スポーツ課長 午前中に答弁を保留させていただきました質問にお答えさせていただきます。 県体育協会の競技力向上対策事業に対する県負担金の平成29年度当初予算額は、当初予算見積書に記載のとおり9,231万円です。当初予算見積書には、この金額とは別に国民体育大会等関連事業全体に係る事務費として6,238万円を計上しておりまして、このうち3,209万7,000円を競技力向上対策費に充てておりますので、競技力向上対策事業に係る県負担金の当初予算額は、事業費と事務費を合わせて1億2,440万7,000円です。 一方、県体育協会が県に提出した平成29年度国民体育大会等関連事業実績報告書の競技力向上対策費は、事業費と事務費の合算額が記載されておりまして、予算額の欄には変更後決定後の1億2,090万9,000円が記載されておりますが、県と同じように当初予算額の事業費と事務費を合算いたしますと1億2,440万7,000円となります。つまり、委員から御指摘のあった3,000万円の差額は、事務費にしたということです。
石川(裕)委員 今、体育協会の実績報告書の答弁を頂きました。確かに、事務費として県の予算として6,000万円を別に立てられていますが、その体協からの実績報告書によると、事業費ときちんと事務費と、これは幾らだということもきちんと分けて報告されています。その中で、例えば先ほども項目を挙げましたが、メディカルチェック費ですとか国体ユニフォーム費、派遣費はその地域によって違いますので、ここは省きますが、それの中で、例えば事業費内訳448万円、これはメディカルチェック費で、例えば国体ユニフォーム費506万円という報告書が上がっています。しかし、この最初の予算見積書でいくと、当初の県の予算でいくと、国体のユニフォーム費は380万円という予算、メディカルチェック費というのは400万円の予算なわけです。これ、今の御説明でいくと、そごが出てくると思いますが、この辺はどうなっているのでしょうか。
スポーツ課長 メディカルチェック費については、当初予算額は408万円、国体ユニフォーム費については、当初予算額は382万円です。それに対して、決算額としますと、メディカルチェック費の決算額は448万余円、国体ユニフォーム費は506万余円です。県の当初予算額よりも決算額が増えています。その理由ですが、まずメディカルチェック費は、青年と少年に分かれてメディカルチェックを行っていますが、県が負担しているのは少年だけです。したがいまして、少年の国体選手の数が増えますと、それに伴って負担するメディカルチェック費も増えます。平成29年度については、当初見込んだよりも少年のメディカルチェックの件数が増えたということです。 一方、国体ユニフォーム費についても、これも青年と少年で県の負担金額が異なっています。これについても、少年が増えたということで、金額が前回の金額より増えたということです。
石川(裕)委員 よく分からない。次にいきますが、この報告書が体協から出てきたときに、このチェックはどこがどのようにされているのでしょうか。
スポーツ課長 事業実績報告書のチェックですが、県体育協会が事業終了後に県の方に提出して、それを県の担当者がチェックするという形になっております。
石川(裕)委員 その県の担当者は、誰でしょうか。
スポーツ課長 スポーツ課の職員です。
石川(裕)委員 今回はここまでにさせていただきますが、国体はスポーツでいけば、青少年、中学生、高校生が自分の実力を全国で発揮する唯一の場所といいますか、そういう非常に有効な大会だと思います。ただ、それとは別に、今、体育協会含めて不適正経理が言われている中で、私はこのお金の使い方の透明性は非常に重要だと思います。だからこそ、体育協会からこうやって数字が上がってきました。でも、見積が県の予算と合わない部分が出てくるわけです。今日、質疑を重ねてもすぐに答弁を頂けない部分もあるので、ここはきちんと数字を追っていく、そしてきちんと県民に説明ができるという状況をつくっていただきたいと申し上げて、私の質問を終わります。