石川(裕)委員 民主の石川です。限られた時間ですので、早速質問をさせていただきたいというふうに思います。まず、県立学校の説明会について伺ってまいりたいというふうに思います。
6月の代表質問のときに文教常任と、あと県会の文教常任委員会の新型コロナ禍における学校説明会について質疑を行ってきました。代表質問の際、教育長からは、これまで全公立展などでの来場者のみ配付していた県内公私立高校を紹介している高校ガイドブックを7月に県内国公立中学校3年生全員に配付すること、また県内公立高校の教育活動の特色を紹介する「輝けきみの明日」という有償頒布している冊子の内容を本年度は県のホームページに掲載し、情報収集の機会を提供していくという答弁がございました。
まず、この2点について、配付は終了したのか、そしてホームページの掲載はいつから行ったのか伺いたいと思います。
高校教育企画室長 まず、例年全公立展で来場者に配付していました高校ガイドブック、こちらにつきましては県内の国公立中学校等の3年生全員に対しまして、7月10日までに在籍する中学校等に送付をいたしました。その後、各中学校として生徒のほうに配付されていると聞いております。また、「輝けきみの明日」についてでございますが、こちらはその内容を6月26日に県の教育委員会ホームページに掲載をいたしました。
石川(裕)委員 代表質問の中で、その先の動画を利用した学校紹介を提案させていただいて、その後、委員会
質疑の中でも、かなチャンTVや県教育委員会のホームページを通じて配信していく旨の答弁をいただきました。その際、学校選びをしている生徒さんやその保護者の方がいきなりかなチャンTVや県教育委員会のホームページを検索するよりも、まずは一旦学校、そしてまた興味のある学校のホームページを検索する機会のほうが多いのではないかという思いで、各学校のホームページで動画が見られるように要望し、そのようにしていく旨の報告が前回の常任委員会で企画調整担当課長からそういう報告がありました。
この動画紹介の現状を伺いますけれども、前回、動画作成を8月で締め切って、教育委員会等で動画のチェックを行った上で、9月上旬には全校で動画が見られるという答弁がありました。こちらで9月上旬ということでしたので、私、9月13日現在で、この状況を確認させてもらったところ、高校138校のうち84校、そして特別支援学校では18校が動画が見られるという状況でありました。この点については、都度、教育委員会にどういう状況かということは確認をさせていただいてまいりましたけれども、昨日調べると、あと十数校残っているということになっています。まだ見られないという学校が十数校ということになっています。
9月上旬には全校という報告がありましたけれども、どのような理由で遅れてしまっているのか伺いたいと思います。
高校教育企画室長 当初、先ほど委員御指摘のとおり、8月の末までに学校から提出されたものをチェックして知事部局のほうに送り、かなチャンTVに載せるということで計画をしておりましたが、各学校から提出されました動画について、公開して差し支えないのかどうかを教育局で確認をしていきましたところ、公開に適さない画面が映っているというところがかなり確認をされました。ここについて学校に差し替えや、あるいは動画の作り直しまで求めたところ、なかなかそこのところで時間を取ってしまったというところが正直なところでございます。
例えば、画面に映り込んだ教室の中に黒板がありまして、日直の名前が書いてあると。日直の生徒の名前が記載されていて、個人情報の観点から、この部分は差し支えがあるだろうということで修正を依頼したような例がございます。こうした修正部分の修正を求めて、学校がそれに対応して、改めて動画を提出してくるまでに時間がかかっているところが原因と考えられます。
石川(裕)委員 各学校の動画も拝見させていただきました。紙芝居式みたいな説明もある学校もあれば、生徒
会の生徒さんが前面に立って学校の紹介をされている、そういうような学校もありました。そういう中で、まだ十数校残っています。これはいつまでに全校配信がスタートされるのか伺いたいと思います。
高校教育企画室長 県立高校につきまして、今差し戻している学校の作業状況にもよるのですけれども、コロナ禍の中、県民の方から期待されている事業でもございますので、できるだけ早く修正して提出するように学校に依頼しているところでございます。学校の状況で変わってくるので、いつまでというところを明確に申し上げられませんが、できるだけ早く掲載できるように努めてまいります。
石川(裕)委員 できるだけ早く、学校の状況があるということは理解をいたします。後で学校説明会のときにこの点については指摘をさせていただきたいと思いますけれども、かなチャンTVに動画がアップされているけれども、先ほども申し上げましたけれども、やはり受験をする生徒さんやその保護者の方がいきなり教育委員会のホームページだったり、かなチャンTVを見るということはなかなか機会は難しい。というよりも、やっぱり興味のある学校のホームページを見るのではないかということで、それでリンクをさせていくんだという答弁を前回いただきましたけれども、その中で、動画を学校ホームページにリンクされていない学校がまだ、動画が上がっていないということは十数校ありますけれども、県教育委員会のホームページに動画が上がっているけれども、実際に学校のホームページにリンクが貼られていないという学校がまだあります。十数校まだ動画が上がっていない、そしてリンクされていない学校もさらに、そしてこの間、やはりそういうことを教育委員会に随時報告、指摘をさせていただきましたけれども、例えば高校検索、今例えば釜利谷高校だったり、具体例の高校を挙げますけれども、例えば多摩高校だったり、相模原高校だったり、いろいろな高校を検索すると、新城高校だったり検索をすると、これがなぜか知らないけれども、藤沢西高校が出てくるというような、そういう状況もあります。これも教育委員会のほうには指摘をさせていただきました。
この動画配信とか、高校のホームページ、それぞれの高校のホームページを作るのは各学校だというふうに思っていますけれども、教育委員会としてこのチェック体制というのはどういうふうになっているのか伺います。そしてまた、このホームページがリンクされていない状況についての報告もお願いします。
ICT推進担当課長 まずリンクについて、かなチャンTVのリンク以外の部分でお答えをしたいと思います。
今、委員からお話ありましたように、現在グーグルのサイトで各県立学校を検索しますと、各学校の後に藤沢西高等学校という名称が出る現象が確認されております。こちらにつきましては、現在グーグル社に指摘をいたしまして、表示内容が改善されるように、今申入れをしているところでございますけれども、月曜日に指摘をいたしまして、今現在まだ改善されていない状態が確認されております。この件に関しましては、継続してまたフォローしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
高校教育企画室長 先ほどお尋ねがありました既にかなチャンTVで見ることができる動画のうち、各学校のホームページで今リンクされていないものということでございますけれども、今朝の時点で確認したところ、あと2校がリンクされていないという状況でしたので、こちらについては現在速やかにリンクを貼るように学校のほうに依頼をしているところでございます。
石川(裕)委員 あと2校というのは、私の今調べている限りでは、数は違うので、この辺は早くリンクを貼っていただくようにお願いをしたいと。あとで個別に高校名を挙げさせていただきます。よろしくお願いします。その上で、今各県立学校の動画の先のことを触れさせていただきましたけれども、学校説明会は始まっているのか、それとも始まるのか、現状の報告を伺います。
高校教育企画室長 県立高校の学校説明会についてでございますが、通常登校となるまでは延期することとしており、その後は校長判断ということで実施することとしております。各校につきまして、おおむね9月以降に実施をしておりまして、9月に入って57校実施をしております。
石川(裕)委員 今報告がありましたけれども、学校説明会は早いところでは8月下旬から始まっています。9月13日、先月ですけれども、麻生区内で開催された私立学校の合同説明会は、例年より会場を広くして、時間制、予約制としたところに多くの応募があって、300名以上のキャンセル待ちがあったということを主催企業の方から伺っています。受験を控える生徒、そして保護者の方は、学校説明会に参加することも今苦労されている。 今、学校のホームページを見て、学校説明会に参加しようということで、今ホームページからインターネットを通じて申し込もうとすると、ほぼ定員に達しているため受けられませんというふうな状況になっています。そういう中で、また各学校の雰囲気を感じることができる文化祭、これも秋に高校でいろいろやられていて、そして中学3年生やその保護者の方が、その学校を感じるために文化祭にいらしていただいて、学校の雰囲気を感じることも、今残念ながら文化祭は在校生、若しくはその保護者のみというような形で、なかなか文化祭にも参加することができない。
そういう状況になっている中で、だからこそ、私は今各学校の説明会が始まる前に、高校ガイドブックだけじゃなくて、せめて動画で学校の雰囲気とか制服や部活動などを知ってもらって、そして学校説明会に参加してもらう。通常のコロナ禍でなければ、こういうことは伝えませんけれども、今こういう状況だからこそ、いち早く動画を配信して、学校説明会に行くことも今苦労されている中で、そういう状況を早く生徒に、保護者に、学校の雰囲気を味わっていただきたいというか、見てもらいたい。ということで、今、繰り返し、繰り返しになりますけれども、教育委員会の方には、また石川かというような感じのあれもありますけれども、そういう中で都度都度情報を提供させていただきました。だからこそ早く学校のリンクも貼っていただきたいというふうに思います。学校説明会のことについてなのですけれども、新型コロナ禍の中でどのような形態で行われているのか、時間、定員、回数とかありますけれども、この点について伺いたいというふうに思います。
高校教育企画室長 学校説明会につきまして、回数といたしましては、月に1回というところもありますし、4回以上やるという学校もございます。また、定員に関しましても、例えば51人から100人までというような定員を設けている学校が延べで言うと36校ございますし、100人以上の学校になりますと、延べの回数でいきますと296というふうに承知しております。それから、時間に関しましては、おおむね大体45分から1時間以内というところが多いというふうに聞いております。
それから、形態といたしましては、体育館での一斉の説明や、あるいは各教室にそれぞれ30人程度ずつ入っていただいて、そのところで学校の作った動画を見せて説明をする、あるいは対面によって個別相談を行うといったような形態があると承知しております。
石川(裕)委員 先ほど申し上げましたけれども、学校によってはもう定員に達しているので、学校見学会とか、
そういうことで回数を重ねている学校とか、若しくは1部、2部だったところを3部、4部まで広げて定員を広げて開催をされている、こういう学校もあります。そしてまた、私の地元の高校では、他地域に会場を設けて、そして生徒に学校説明会をされたというふうに聞いていますけれども、このホームページを見ると、事前予約で120名の申込みに対して、もうキャンセル待ちが150名を超えている。こういう状況も、学校のホームページにこういうふうに出ていますので、もう受け付けられませんというような学校もあります。
そういう中で、例えば予約多数の場合に、入れなかった生徒、保護者に対して、オンラインの学校説明会というのはできないのでしょうか。
高校教育企画室長 現在の教育委員会における通信の環境で、いわゆる外部で学校外に対して配信を行うというのは、なかなか技術的に厳しい部分がございます。委員御指摘の申込みに漏れて、あるいは予約待ちということであふれている方に対しまして、学校からのお尋ねがあれば、私どもといたしましては、ほかの方法、例えば説明会の動画を録画して限定公開をするであるとか、あるいは視聴を希望する中学生に動画のアドレスを教えて見せるといったようなことも含めて、相談に応じていきたいと考えております。
ICT推進担当課長 先ほど石川委員のグーグルの検索について、グーグルのサイトで誤った内容で記憶されているというふうに申し上げましたけれども、グーグルのほかヤフー、それからグー等のほかのサイトでも検索結果が誤っているものが表示されております。ですから、先ほどグーグルと申し上げましたけれども、グーグルほか検索のサイトということで修正させていただきます。申し訳ございませんでした。
石川(裕)委員 今、オンラインを検討していくと言っていますけれども、もう時間がないんですよ。中学の3
年生の方たちは、もう今説明会に入っているわけですよ。申し込んでいて、学校説明会、もう定員に達しました、もうほとんどというか、私が見ている限りでは達している高校が非常に多いです。そういう中で、今オンラインの話をされていますけれども、オンラインで入学者説明会をされている高校もあります。そういう高校があるのであれば、それをICTをこれだけ推進していくというのであれば、その高校を起点にどんどん広げていけばいいじゃないですか。生田東高校、やっていますよね、どうでしょうか。
高校教育企画室長 今、委員の御指摘ありましたように、先ほど申しました学校の動画を限定配信するというような形で、学校の状況、特色を伝える、中学生の方に知っていただくというやり方をしている学校、ございます。現在、そういった取組をしている学校の状況について、やり方であるとかノウハウをなかなか考えられない学校については、相談に応じてお伝えしながら、やっていただけるようにしていきたいと考えております。
石川(裕)委員 これ、どうでしょう。時期的に、学校説明会、遅いところは今12月までありますけれども、で
きますか。人気の定員に達しているというところに対しては、やはり少しそういうことをまずやっていきますと言っても、もう時間がないので、早めにこれは進めていただきたいというふうに思いますけれども、時間がありませんから要望を言いますけれども、コロナ禍における学校選択は特別な1年というふうに認識をしています、中学校3年生にとって。そして、入学後、そのことによって、生徒と学校のミスマッチを少しでも少なくしてもらいたい。こういった思いで繰り返し質問させてもらいました。
動画での新たな学校のPRや取組がこれからの生徒の学校生活の一つのツールとなるような環境整備、そしてこれからまさに受験生が学校を選択する時期となりますので、ぜひ本当にスピード感を持ってやっていただきたいというふうに要望しておきます。