石川(裕)委員 まず、公立学校の行事と入学者選抜及び就職に向けた取組について伺ってまいります。少し項目が幅広になりますので、是非簡潔な御答弁の御協力をよろしくお願いしたいと思います。
最初に、学校の行事計画について伺っていきます。年度末を迎え、小中学校を含む公立学校においては、来年度の年間スケジュールを今計画している時期というふうに認識をしています。新型コロナ禍で、本年度の卒業式も残念ながら、生徒とその保護者1名の参加という学校が多かったというふうに伺っています。
私のところには、感染対策も分かるけれども、映画や観劇などマスクをして黙って鑑賞している場と卒業式と何が違うのかというようなお声も伺っています。卒業式は家族で参加したかったというそういうお声なんですけれども、このような件は、県教育委員会にも届いているということも伺っています。卒業式は分かるんですが、緊急事態宣言解除される、若しくはその方向もあると思いますけれども、コロナ禍の状況もありますけれども、入学式も同様の要請がされていますけれども、今の段階で、入学式がどのような形で行うよう通知されているのか伺いたいと思います。
高校教育課長 入学式につきましても、今般、卒業式の実施について通知をした際に、併せて通知をさせていただいているところでございます。基本的には、十分な間隔を取った上でというところになりますので、その十分な間隔が取れていれば、保護者の参加についても可能とするという形でございます。
石川(裕)委員 通知では保護者1名というような部分もあったと思いますけれども、じゃ間隔ということも含めれば、多少の複数もオーケーということですか。
高校教育課長 失礼いたしました。間隔が取れた場合について保護者1名までということで、通知をさせていただいているところでございます。
石川(裕)委員 次に、学校行事の部分で、部活動のことについて伺ってまいりますけれども、部活動の大会、先行会派でも少し触れられていましたけれども、様々スポーツ、そして文化的なこともありますけれども、様々県大会というようなものもあります。そういう中で、部活動の大会について、来年度、どのような対応となっているのか伺いたいと思います。
保健体育課長 来年度の中学生ですとか高校生の大会等につきましては、緊急事態宣言が解除された場合には、予定どおり大会等が開催できるように、現段階では準備を進めていると、県中体連ですとか県高体連また県高野連等からお話を伺っているところでございます。
石川(裕)委員 生徒にとって、スポーツも文化も部活動をやっている生徒に関しては、こういう大会というのが一つの大きな目標です。特に3年生、中学3年生、高校3年生に関しては最後のシーズンというふうになりますので、是非、開催される方向で、今、大きな大会もいろんな対策を取って開催をされていますので、その方向で、是非、県教育委員会として支援をしていただきたいというふうに思います。
次に、来年度の修学旅行について、どのように計画されているのか伺います。そして、また、県立高校では、今年度、中止または延期となっている学校が数多くあるというふうに伺っています。その後の対応も併せて伺いたいと思います。
高校教育課長 修学旅行につきましては、各学校が今、来年度の行事計画を策定しているところでございます。そういった中で、実施の方向で、年間の計画には位置付けている学校がほとんどであるというふうに承知をしているところでございます。それから、今年度の修学旅行につきましては、実際に実施できた学校22校ということでございます。今後、延期を含めて実施に向けて検討している学校も29校ございますので、年をまたいで来年度に向けて、まだ実施に向けての検討をしている状況があるというのが現状でございます。
石川(裕)委員 来年度、そうすると、高校の修学旅行は、高校2年生が基本的に修学旅行に行くという年度になっていると思いますけれども、高校3年生になって、学校によっては2年生と3年生が両方修学旅行に行くという学校があるという認識でよろしいですか。
高校教育課長 お見込みのとおりでございます。ただ、時期はずれるという形で、同時に行くことないというふうに承知をしております。
石川(裕)委員 同じく修学旅行について、県域の小中学校についてはどのようになっているのかお伺いいたします。
子ども教育支援課長 令和3年度の小中学校の修学旅行の計画についてでございますが、県内の31の市町村で実施を予定しております。未定の市町村があるものの、現時点で中止としているところはありません。
石川(裕)委員 修学旅行に関しては、小学校、中学校に関しても、今のところ計画されているということでありますので、もし、またこういう状況が、コロナの状況もありますけれども、遠くにいけなくても、是非、例えば県内だとか、様々な計画のA案、B案みたいなことを、是非検討していただくように、指導というか支援というか応援というかをしていただきたいというふうに思います。
次に、6月に毎年開催されている全公立展、そしてその後の各地域で行われている公私合同説明会、この対応についてどのようにしているのか伺いたいと思います。
高校教育企画室長 6月に毎年開催しております全公立展につきまして、こちら主催神奈川新聞でございますが、
来年度は現時点は開催をする予定でございます。また、公私合同の説明相談会、こちらにつきましても実施の方向で、現在、調整を進めているところでございます。
石川(裕)委員 もうやられるという方向で計画をされているということですけれども、対策で、例えば緊急時、
コロナの状況にもよりますけれども、もし例えば、公立展がまた今年度のようにできなかったことがあった場合は、例えば、また各学校に動画の配信をしていただくとか、そういう検討もお願いしたいと思いますが、それは大丈夫でしょうか。
高校教育企画室長 今年度、全公立展については中止いたしましたが、来年度、現時点では行う予定ではございま
す。ただ、コロナの状況等でもし中止になったような場合であっても、高校ガイドブックの中学3年生への配布であったり、各高校のホームページに動画を掲載することについては、今年度同様に取り組んでいきたいと考えております。
石川(裕)委員 この学校行事についてですけれども、是非、新型コロナの状況がこれからも見通せないということは理解をしますけれども、この1年間の知見を踏まえて、子供たちのために、是非、どのようにすれば開催できるのかを検討していただきたいというふうに思います。