石川(裕)委員 次に、通学路の合同点検結果について伺いたいと思います。これは先日、先行会派からも質疑がありましたけれども、まず、各市町村教育委員会から合計何か所の報告結果があったのか伺いたいと思います。
保健体育課長 市町村につきましてでございますが、まず、最終的な数字が確定していないことから、公表を差し控えさせてほしいということは聞いてございます。市町村からの報告は、966か所ございます。失礼いたしました。
石川(裕)委員 先行会派の質疑の中で、全体の数は確かに報告がなくて、その一部一部の報告がありました。その報告の中で、対策済み、例えば通学路を変更しましたよというのが3か所、ボランティア等による見守り活動が69か所、安全教育が305か所、その他というような御報告が先日の委員会の中でありましたけれども、この安全教育の件数305か所、これ一番大きいんですけれども、この安全教育というのはどういう……、この短期間で305か所、どのような安全教育を行ったのか伺いたいと思います。
保健体育課長 児童の命を最優先に考えましたとき、まずは点検できました対策が必要な箇所について、注意喚起を行う必要があることから、多くの学校ではホームルームの時間や全校集会などの機会を通じまして危険とされた道路や交差点等を示し、安全な通行方法、交通ルールの遵守を指導しております。また、一部の学校におきましては児童に千葉県で起きた事故の概要を説明するとともに、通学路上の危険とされた箇所について、何が危険でどのような対処が必要なのかを児童たちに考えさせるといった指導を行ったと聞いております。
石川(裕)委員 その中で、今回この報告が、文教常任委員会の報告の資料の中には今回この通学路の合同点検の結果については報告は、資料の中には入っていませんけれども、他の常任委員会でこれが委員会報告事項としてあがってきています。全て文教常任委員会と他の委員会と合わせるということはないとは思うんですけれども、他の委員会の資料を見ると、対策必要箇所966か所というのは他の委員会では、県教育局の調べで出てきているということになっています。何を言いたいかというと、今回この報告事案について、他の委員会ではこういう形であがっていますけれども、今回この文教常任委員会で報告が資料の中に入れられなかった理由というのがあれば伺いたいと思います。
保健体育課長 文教常任委員会で資料を出さなかったということになりますけれども、まず、県土整備局のほうが報告いたしました75という数字を含めまして、このことについては、県土整備局は対策を行う県管理道路における通学路の点検が完了したので、その結果を報告させていただいたと伺っております。いわゆる教育委員会といたしましては、調査の取りまとめを行っている状況でございまして今回お示しさせていただいている数字というのは、対策箇所は966で決まっておりますけれども、その対策の方法につきましては、まだ市町村のほうで取りまとめている最中ということになっております。このことから、12月31日時点でのこの状況を再び1月中に国に報告することとなっておりまして、通学路の対策については点検後、可能なものから速やかに学校、市町村、教育委員会、道路管理者、地元警察署などの各実施主体が対策を始めているということもございますので、実施状況自体もまだこれから変更となっていく見通しとなります。暫定的な値ではなく、正確な情報に基づき委員会に報告するべきと考えておりましたので、状況が整い次第、また委員会のほうへ御報告をさせていただきたいというふうに考えております。
石川(裕)委員 その御報告、丁寧な、よりしっかりとした数字をもって報告をされたいという思いで今回は報告の資料、他の委員会ではあるけれども、今回は掲載をしなかったということは理解します。ただし、では、ちょっと伺いますけれども、例えば他の部局と教育委員会と、いろいろな関連あると思います。これ以外にもいろいろな関連している事業等々あると思いますけれども、そういう中で、例えば今回は他の委員会であがっている、その報告があがりますよという情報は、教育委員会としては把握をしていたということでよろしいんでしょうか。
教育局企画調整担当課長 今回の通学路の関係につきましては、県土整備局と警察と、状況等についてはお互い連携して、情報交換してございました。ですので、事前に県土整備局のほうで建設・企業常任委員会に報告するという話は承っておりました。ただ、それぞれの局でやはり報告する場合の内容、時期等については判断すべきものと考えてございまして、先ほど課長が申し上げたとおり、今回につきましては暫定というところがございましたので、報告を見合わせたということになってございます。
石川(裕)委員 横の連携というんですかね、そこが取れていれば私はいいと思うんですけれども、そういうことで理解をいたしました。そういう中で、私たちもこういう委員会に臨むに当たって、教育関係、それ以外もそうですけれども、様々な情報のアンテナを張りながら、こういう委員会の機会等々を通じて質疑を重ねさせてもらっているんですけれども、そういう中で、前回の委員会が終わってから今回の委員会の開催までの間で、例えばですけれども、いろいろな事案がありました。例えば県立高校におけるメールアドレスが流出してしまった案件、天井のパネル落下事故、これは先行会派でも質疑されていましたけれども、落下の事故、そしてまたテストの回答を生徒に伝えてしまったという懲戒処分の件。また、それ以外にも障害者雇用率とか公立学校の生徒募集定員について、こういうことも発表がありました。そして更に高校の1人1台パソコンについても、前回の委員会で質疑はあったものの、それ以降、中学校への案内ですね、1人1台パソコンを用意していただきたいと
いうようなパンフレットが中学校に配られたという状況もある。
そのほかにも児童・生徒の問題行動とか不登校の調査の経過だとかいろいろありましたけれども、今回、今回だけでなくてもあれなんですけれども、委員会の資料として報告を頂く、この資料を上げるというか、私たちもいろいろ調べますけれども、教育委員会の皆様が委員会に報告資料として御提出いただく、その案件の基準というんですか、これはどういうふうになっているんでしょうか。
教育局企画調整担当課長 当局が所管常任委員会にどのような事項を報告するかについて、全庁的な明確な決まりというのはございません。各定例会の常任委員会においては、所管事項の調査の円滑化に資する事項を当局が選定して、報告してございます。通例としましては、条例の制定、改廃、見直しの関係ですとかパブコメを行う計画関係、あとは重要プロジェクト取組状況、あとはその他報告が必要と判断されたものということで、「その他報告が必要と判断されたもの」というところにつきましては、各局の判断で報告のほうを上げさせていただいてございます。
石川(裕)委員 確かに委員会の日程、質疑時間、全体のですね。そういうことも含めて、全てを報告したら多分資料も厚くなってしまうので、取捨選択というのは当然あるべきだと思いますし、それ以外のことについては委員のほうもしっかりアンテナを張って、それで質疑を重ねていく。こうやって質問をしていくということは理解するんですけれども、最後、要望になりますけれども、改めて、基準はないということですけれども、例えば前回、1人1台パソコンについては正に前回の委員会で質疑を行った中で、そしてその方向性については報告を受けましたけれども、それがすぐにもうその後、進んでいるというところでいけば、であるならば、その後の報告の資料を上げていただいてもよかったのではないかなということで、より丁寧な進め方、報告の資料を今後、検討をお願いしたいということで、質問を終わります。